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野田洋次郎、映画公開日に俳優顔負けの舞台挨拶!主題歌も!

人気ロックバンド・RADWIMPSの野田洋次郎がとうとう俳優の仲間入りです。自ら主題歌を歌う映画『トイレのピエタ』の公開日6月6日には、豪華俳優陣とともに舞台挨拶をこなし、公開日約2週間前からインタビューも多数受けています。そのコメントが素晴らしかったので紹介していきたいと思います。
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野田洋次郎、映画公開日に舞台挨拶でのコメント


RADWIMPSの野田洋次郎が映画公開日の6月6日、新宿ピカデリーで初主演映画『トイレのピエタ』の舞台挨拶に出席しました。会場には彼のファンも多かったのではないでしょうか。会場は満席でした。ヒロイン役の杉咲花、松永大司監督と共に会場を沸かせ映画への想いを熱く語っていました。
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野田洋次郎はまず、
「この日が来たことを心からうれしく思います。僕の人生にとってかけがえのない体験をさせてくれた松永監督と杉咲花、そして共演、スタッフのみんなに感謝しています」
とやや声を震わせながら嬉しそうに挨拶しました。

今回、演技経験もなく、初の映画出演で初主演を務めた野田洋次郎の役柄は末期がんで死が迫る宏という男。かなり役に入り込んでいたようで、人生観が変わったそうです。

下記のようにコメントしています。
「(末期がんの宏役を通して)リアルに死んで行く恐怖を味わったことで、今は『生きる喜び』を撮影が始まる前の何千倍も感じています」と告白。「人はいつ死ぬかわからない。こんなちっぽけなたった一つの存在なら、使い切ってやりたい。この体、この全細胞を、燃やし尽くしたい」

普段から生死をテーマにした歌をよくうたっていますが、映画の中で本当に生死のはざまに立った本人を演じ、形となって体験できたことは野田洋次郎に影響を与えたみたいです。どんなに頭の中でリアルに思い描いて歌詞を作れても、実体験(映画の中でですが)の感覚ほど心を動かすものはありませんからね。

この映画作品に対して、野田洋次郎は、自身が作詞作曲する歌と同じように気持ちを込めているようです。

「この映画は100人いて100人に届く映画だと、正直、思っていません。僕はそれでいいと思っています。曲を作るときも100人に届けようと思うとすると、どうしても薄まる何かがあって、僕はそういう歌は作りたくない。(この作品が心に届いた)皆さんの明日が、一歩踏み出せたとか、心が開けたとか、少しでも前向きに変わったらいいなと思います」


杉咲花を泣かせた映画監督の松永さん。野田洋次郎は?


この映画の監督松永さんは『ピュ~ぴる』を手掛けたことで有名な映画監督なのですが、演技指導が大変厳しいそうです。今回は、手塚治虫が病床で書き残した日記をもとに、松永監督自身が脚本を手掛けた映画作品。それだけに気合も入っていたようですが、素人の野田洋次郎を交えていったい撮影はどのようにすすんだんでしょうか?

ここで、一応映画のストーリーを簡単に説明しておきます。
野田洋次郎演じる余命3か月を宣告された青年・宏が、心に傷を持つ勝ち気な女子高生・真衣(杉咲花)と出会い恋に落ちていく青春ラブストーリーです。純愛を軸に、生きることの尊さを浮き彫りにしていきます。

映画はこの二人の掛け合いが主軸となるので、表現が得意の野田洋次郎ですが、うまく共演できたんでしょうか?相手の杉咲花は天才女優だから、素人の野田洋次郎はさぞ叱咤激励されていたのかなと想像したら・・・

なんと、松永監督に泣かされたのは杉咲花の方でした!天才なのになぜ??

映画撮影初日に監督に泣かされたことを話したときの杉咲花のコメントです。
「松永さんの演技指導がきつかったことは事実ですが、こんなに愛情を持って、わたしを信じてくださった監督は初めて。出会えただけでも財産です」と告白。さらに共演の野田に対しても、「(語気を強めながら)本当にがんばっていたから、現場のスタッフさんもみんな洋次郎さんのことが大好きだったし、演技も素晴らしかった。だから今日、ここに来てくださった皆さんの心に届いたんだと思います」

これを涙を浮かべながら笑顔で話していたそうです。

監督も杉咲花の才能を知っているからこそ厳しく熱く演技指導をしたということだったんですね。後半の野田洋次郎に対するコメントとか、「なんていい子なんだ~」って思います。子役から注目され、天才と言われていてもぜんぜん鼻にかけるところがなくて相手を立てることができるんだから素晴らしいですよね。女優は性格良さそうに見えても実は裏では・・・と思ってしまいますが、この子は本当に裏表なさそうです。

対して、野田洋次郎は松永監督に怒られたことはないようです。「監督とは喧嘩したり、仲直りしたり・・・楽しく撮影できました」と話しています。真逆ですね(笑)。

でも確かにアーティストの野田洋次郎に対して演技が気に入らないからといっていきなり怒鳴ったりできませんよね。ふつう。

豪華俳優陣の中で1人だけ演技初心者なわけですが、現場の緊迫した空気にも物おじせず、監督には積極的に意見を言って、ぶつかり合うこともあったそうです。
野田洋次郎を囲む豪華俳優陣の中には熱狂的なファンである大竹しのぶ、宮沢りえがいますから心強かったのもありますかね。
ただ、映画づくりに熱中していた彼は落ち葉拾いをするなど、スタッフさながらの働きぶりも見せていました。
野田洋次郎と杉咲花のシーンにプールの水中に金魚を放し、追いかけるというものがあるのですが、水中やその周りに落ち葉がたくさん落ちていたので撮影前に取り去らなければならなかったんです。
ふつうならスタッフがやればよいことなのですが、野田洋次郎自ら手伝ったそうです。本当にやるからにはとことん、映画に注力していたんですね。

映画公開日前の野田洋次郎のインタビューの数々


映画公開日、野田洋次郎は約2週間前から映画の宣伝のために各所にインタビューに行っていました。
順番に紹介していきたいと思います。
5月21日
「映画は最終的に監督のもの。僕の人生をお貸しします、僕の体を好きなように使ってください」という覚悟で臨んだことを明かしました。


「この1年間、監督とケンカしたり、仲直りしたり、まるで恋愛のような関係を続けて、素晴らしいキャストの皆さんと出会って、僕の人生にとってかけがえのない作品になった。今日を迎えられて本当に幸せです」


「僕自身、世の中と関わることがうまくない人間で、この映画の脚本はすごく救いになった」

「自分と同じ、不格好で、ヘタクソな生き方しかできない人間がいて、それでもまっすぐに生きている人間もいる。そんなことがこの映画にはいっぱい詰まっている」


そして、当日会場に来られなかった宮沢りえから、野田洋次郎宛てに「野田洋次郎さんとお芝居できたことはとても研ぎ澄まされる貴重な時間でした」という感謝の手紙が届けられ、会場で読み上げられました。
5月27日 都内・日本外国特派員協会で行われた記者会見にて

大勢の外国人記者を前に野田は、流ちょうな英語で、
「演技の仕事は初めてでしたが、素晴らしい才能を持つ方々とご一緒できて光栄でした。世界中の人々に『トイレのピエタ』の素晴らしさを伝えてほしい」
とコメントしました。すごいですね。

RADWINPSは海外でも人気があるから取材に来ていたんでしょうかね。
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野田洋次郎に熱烈オファー、松永監督との関係とは?


ミュージシャンで、演技経験もなくていきなり映画主演に抜擢って異例のことだと思いますが、なんでいきなり野田洋次郎が選ばれたのでしょうか?

普通、映画の配役を考えるなら、俳優から選び出すのが一般的ですが、松永監督は最初からミュージシャンを主役にしたいと考えたそうです。
役の設定である28歳で、日本で活躍しているミュージシャンをリストアップしたところ、その中で、野田洋次郎がヒット。
作り出す歌詞や曲の雰囲気、そして歌っている姿がとても色っぽく、艶っぽくて人が『生きる、死ぬ』という監督自身が描きたい映画のテーマに共感できる歌を歌っていたため、監督は野田洋次郎に熱烈オファーを送りました。

野田洋次郎の方はその1年前に松永監督の映画作品に魅せられており、監督からのオファーは快く承諾したそうです。なんか運命的ですね。

突然の映画出演、そのときRADWINPSのメンバーは?


しかしながら、野田洋次郎の本業はミュージシャン、映画の撮影ともなれば、1年はかかるわけですから、バンドとしての活動だってセーブしていかなければならなくなります。

RADWINPSのメンバーも反対したんじゃないでしょうか?

野田洋次郎本人も、松永監督からオファーを受けたとき、一番気に掛けたのがメンバーの反応でした。

「僕にとってバンドが最優先。メンバーが嫌だといえば絶対にやらないと決めていた。」と話しています。
ところが、みんなに脚本を読んでもらったら、「面白い、観てみたい」と快く了承してくれたので、オファーを受けられたそうです。

完成した映画作品はもちろん、一番先にメンバーに観てもらうことにしました。「感動したよ」という声を聞いたときは、心から安堵したと語っています。

撮影最終日「野田さん、主題歌を書いてみてくれませんか?」


役にのめりこんでいた野田洋次郎は、宏が死のふちに追い込まれていく撮影終盤、「精神的にやばかった」といいます。「本当に死にたくないという気持ちが芽生えた」と語る野田洋次郎は、まさに宏が憑依した状態。(ホラーものではないですよ(笑))撮影後も苦悩を引きずることになりました。

演技の仕方がSMAPの草彅剛みたいですね。アーティストってそういう風になりやすいんですかね?彼はアーティストっていうよりもジャニーズのアイドルというイメージのが強いですが。

予想以上に映画にのめりこみ、宏をまとった野田洋次郎にスタッフが「野田さん、主題歌を書いてもらえませんか?」と言ってきたそうです。

野田洋次郎はそれを快く受け、エンディングに流れる主題歌、RADWIMPSの「ピクニック」が誕生しました。これは、今回の映画作品をイメージした楽曲であると同時に、宏を断ち切るために野田が書き下ろした渾身の1曲と言えます。

この主題歌、歌詞がとても綺麗で「蒼」「青」とかをよく使っていて、映画の映像がよみがえるような透明感のある曲です。映画の中で印象的なシーンが服のままプールに飛び込み、二人が心通わせるところなので、ぴったりですね。野田洋次郎自身も映画のイメージが青くて透明なんでしょう。
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あと、映画の題名『トイレのピエタ』の「ピエタ」はキリストを抱く聖母マリアの様子をモチーフにした世界的にも有名な作品を意味していて、キリスト教のシンボルが青だからというのも関係あるかなと思います。

映画のスクリーンで等身大の野田洋次郎を彼の主題歌とともに鑑賞できるなんてファンにとってはたまりませんよね。

役に入り込んだ野田洋次郎は主人公宏に成り代わって体験した生と死をどのように歌うのか、映像とともに見逃せません。

映画撮影おもしろエピソード


「僕が映画に出るというと、みんな学園祭のノリで「出たい!」って言ってきてくれた」という野田洋次郎は、現場に入って、役者のすごさに驚いたそうです。(手を上げたのは大竹しのぶ、宮沢りえ、野田と同じ事務所の佐藤健)

撮影のとある日のこと・・・
両親役の大竹さんと岩松(了)さんが病院に宏を見舞いに来るシーンがあったのですが、「親ならもっと宏に食らいつくはず」という大竹しのぶの指摘でとつぜん脚本が全て変わりました。リアリティーを持たせるためにアドリブで撮ることになったそうです。「大御所の役者さん2人を相手に即興をするのは何ともシビれる体験でした」と語っています。

この俳優とアーティストの共演という機会は野田洋次郎にとってもそして役者さんにとっても貴重な体験だったんでしょう。

野田洋次郎がまたスクリーンに登場することはあるんでしょうか?
彼の映画に対しての最後の言葉、「今回は素晴らしい経験でした。役者はまた小さな奇跡が起これば」
これは期待も持てそうですね。
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